激安3軸ブラシレスギンバル Zhiyun Z1-Smooth-Cをなんと$160で購入できましたのでレビューします。
要望があったため、こちらの商品を中国 のウェブサイトで激安で購入する場合の完全購入ガイドを作成しました。ぜひご利用下さいhttp://vidiot5.blogspot.com/2016/02/zhiyun-z1-smooth-c.html
まえがき
私は世界ふれあい街歩きというNHKの番組が好きで、同じような動画をいつか撮りたいと思っていました。でもスタビライザーという何百万円もする特殊な機器を使っているので、当たり前ですがそんな金額は出せません。
しかし現在はどんどんカメラも小型化、高画質化するようになり、それに併せて機器の価格も劇的に安くなり、そしてたまたま中国のサイトを見ている時に、スマートフォン向けのこの機器が信じられないくらい安く購入できることが分かり、色々リサーチした結果かなり評判がいいようなので購入することにしました。
箱の開封
発注して約10日間ぐらいで到着し、EMSの送料込みで$160 (その後$15ほど値上げされました) と安かった割には結構しっかりした箱で来ました。しかし、あれ?何かおかしいぞ? Zoom Zoom Zoom…
3軸の英語は3-AXISだから… せっかくお金掛けて立派な箱を作ったのにつづり間違いとは。。
一気に中国製っぽい雰囲気に。。もったいなさ過ぎる。
既に開封済みですが、中身はこんな風にはいっていました。
フルフラットになるので箱も小さいし、可搬性も良さそうです。
ちょっと持ってみて分かるのは中国製らしからぬビルドクオリティなこと。これは期待が高まる!
バッテリーとバッテリーチャージャーにはわざわざ自社ブランドの名前が入っています。
細かいところですがわざわざコストを掛けて自社ブランドを大切にしていますね。
充電が終わったら赤から青にLEDのライトが変わるようです。
Gimbalに取り付け
早速スマホを取り付けようとしますが、結構硬くてなかなかコツが要ります。そしてバランスを取るために左右にスライドさせますが、バランスが取れない。左右の移動可能な範囲に対してスマホが重く、左右のバランスが取れません。
バランスの調整に四苦八苦
仕方が無いので付属のウェイト(金色の重り)をピッチ軸補正用モーターのところにあるネジ穴にはめ込みます。このとき感じたのは機器の金属加工精度非常に高いということ。加工精度が高いもの同士なのでネジが独特のヌルっとした感触で入っていきます。 加工精度が悪いとキュルキュル音を立てながら入っていきますがそんな安っぽさはありません。バランスを取ろうとしましたが結局付属のウェイトが重すぎて左右のバランスが取れませんでした。帯に短し、タスキに長しといったところか。そしてもう一つ気になるのは前後のバランスを取る機構が全くない事。そのため前または後ろにスマホが倒れたままになります。なんだか一気に不安になってきましたがはたして?
バランスは取れていませんが、現状できるだけの事やったので一度電源を入れて動作確認をしてみます。
中途半端だが電源を入れてみると…
電源を入れると何の問題もなく、まっすぐ前を向いて補正もキチンと出来ました、びっくり!
この状態のものを自然に補正しているという事はかなりトルクのあるモーターを使っていると思います。これはすごい!
購入前のリサーチでSamsungの1インチセンサーミラーレスを乗せている人がいたのでモーターのトルクがある予想はしていましたが、やはりそのとおりみたいです。
一応キャリブレーションを行う手順も説明書に記載されていますが、出荷時にきちんとキャリブレーションをしているのでしょう、全く問題なく動作しています。 変なビビリや高周波の音が出たりもしません。
操作性
操作性は悪くありませんが出来ることは基本的なものになります。モードボタンはPanフォローイングモード、Pan&Pitchフォローイングモード、完全に固定するロックモードがあります。Up & Down ボタンでは上を向く、下を向く動作をします。フォローイングモードである方向を向いているときにロックモードを選択すると、その方向に固定されます。Up & Downボタンでの操作は一定のスピードで動作し、スピードの調整は出来ません。
ボタンの感触はクリック感があり、丈夫そうなつくりになっています。
バッテリー
バッテリーの持ちはかなり良さそうです。最低でも3時間ぐらいは使えそう。バッテリーは18350なので予備のバッテリーが欲しい方はサイズ(全長)を気をつけて選べば格安で入手可能です。サンコーレアモノショップでは1980円でスペアバッテリーが売っていますね。
メーカーのサポート
本体には一年の保証書が付いてきます。このメーカーはものすごく品質や評判を気にしています。ウェブでこの機種について上手くいかないとの感想を書いている人に対してメーカーの中の人が直接アドバイスやサポート窓口の案内などを書込みしているのを見かけました。安かろう、悪かろうの中国メーカーとは一線を隔します。
まとめ
3軸ブラシレスギンバルの中ではほぼ最安値の部類に入ってきますが、Feiyuよりもモーターのトルクがあり、かなり安定してスタビライズ出来てしまいます。これはモーターの性能と機械としての工作精度、そしてソフトウェアの優秀さにあると思います。ソフトウェアは恐らく自社開発のオリジナルで非常に優秀です。サンコーのサイトによるとコントロールは32bitのチップを使っています。Alexmosみたいに自動設定しても動作があやしかったり、苦労してPID入力して調整する必要は全くありません。200g以下だったらバランスが取れていなくてもスイッチを入れるだけで問題なく水平バランスも取れてしまいます。
ネットで見つけた一番安いお店
ここで買いました。前は$140で買えましたが、今は$155に値上げしています。それでもネットでは一番安いですね。完全購入ガイドを作成したので興味がある人はご利用下さい。http://vidiot5.blogspot.com/2016/02/zhiyun-z1-smooth-c.html
購入する時はPaypalを使います。何故か購入時に途中で進めなくなるので、チェックアウト前に予め会員登録してください。
送料+手数料でだいたい$20ぐらい取られますので、今だと$175ぐらいでしょうか。
円高になれば安く買えるのですが。。。
日本だとAmazonでも取扱いがあるようです。スマートフォン対応タイプがポイント込で実質約21,500円でした。
こちらのサイトでは Gimbal部とバッテリー・コントローラ部が分離しているZhiyun Z1 Smooth R Divided Versionが約175ドルでした。一脚の先にGimbal部を接続して、まるでドローンで低空飛行をしているように撮影できます。あとは車載撮影にも使いやすそうですね。ケーブルがあるので手持ちでは取り回しが面倒ですが用途次第では面白い絵が撮れそうです。
サンコーレアモノショップでは29,800円での販売です。
http://www.thanko.jp//shopdetail/000000002554/
サンプル動画
サンプル動画を4Kで撮影しました。全体をPan&Pitchフォローイングモードで撮影しています同じ会社のGopro向けの機種になりますがこちらの動画が素敵だったので掲載しますね
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