2014年11月9日日曜日

Q4i HD200の中華互換バッテリーを買って使ってみたのでレビュー

Q4i HD200の中国製互換バッテリーを購入してみたので使い勝手などレビューしたいと思います。

 Q4i HD200を買ったはいいけれど、およそ5分ぐらいでバッテリーが切れるのでもっと長時間
飛ばしたいと思うと予備のバッテリーが必須です。
純正の予備バッテリーはおよそ1300円なので、追加で3個ぐらい買うとそれだけで4000円近くの
出費になります。
もちろん日本メーカーによる保証はたいへん安心だし、ただでさえ扱い方を誤ると大変危険な
LiPOバッテリーなので、特に子供が使うなら純正バッテリーを購入したほうがよいでしょう。


そして一度に複数個のバッテリーを充電しようとするとMicro Battery Chargerというのを
買わないといけません。こちらが6500円しますので全部で一万円ぐらいかかります。














そこで海外のウェブサイトでQ4i HD200と似たような機体用に売られていたバッテリーと
チャージャーが使えないか購入してみたらピンも互換があり、そのまま使えることがわかりました。

注意)こちらのバッテリーとチャージャーは私の環境では使えましたが各自自己責任で
購入、使用してください。

Micro Battery Chargerみたいに個別のバッテリーを充電できるようにはなっていません。
USBから給電し、空のバッテリーを一度に5個まで充電できるようです。
 Micro Battery Chargerと比較すると笑っちゃうぐらいシンプルな作りで本当に大丈夫なのかな
と心配になります。
LiPoバッテリーはデリケートで扱いを誤ると非常に危険なため、私は意図しない過充電を
防ぐためにバッテリーにはマジックで1~5の数字を記入し使用済みと充電済みのものは
混ぜないように気をつけて使用しています。





















使用感は純正のバッテリーより少し長く、本体に挿入したときに純正のものより少しゆるいです。
純正のバッテリーは本体挿入時にかなりきついため、これは自分的にはOKでした。
もちろんバッテリーが衝撃などで本体内で移動するとせっかくトリムでバランスを調整したのに
狂ってしまう可能性があるので純正のよさはあります。
トータルとしては1670円で購入した割りには今のところ問題なく使えているので満足です。

2014年11月4日火曜日

Magic lanternでRaw撮影におすすめの機種を比較(EOS 7D, 5D Mark2, 5D mark3)

Magic LanternでRaw動画の撮影におすすめの機種とそれぞれの特徴


■EOS7D

EOS 7Dがおすすめの理由は現在の中古価格と連続撮影可能な解像度のバランスが良いからです。
連続撮影可能な解像度の1728x972はFullHD(1920x1080)の90%になります。
EOS7D mark2が発売された現在では中古相場も下がり、ボディなら6万円程度(2014年11月現在)で狙いたいところです。
バッファがフルになるまでの59フレーム程度ですが、2.5Kで撮影された動画もネットにアップされており、驚くほどの解像感です。
無料で提供されているグレーディングソフトのDavinci Resolveを使用してRaw動画をはじめるなら
ここからはじめるのもリスクが低くいいかなと思います。
もし飽きたとしても中古相場は安定しているので差額1万円以内で色々遊べるのではないでしょうか。

■EOS5D Mark2

2008年11月に発売されたこの機種でもMagic Lanternで遊ぶなら最新機種に引けをとらない
Raw動画撮影カメラになります。撮影解像度は1880x940でFullHDには少し及びませんが
ほとんどのカメラと比較しても実質の解像感は上になるかと思います。
こちらのボディは10万円程度(2014年11月現在)で程度の良い中古を狙いたいところです。

■EOS5D Mark3

Magic Lanternのポテンシャルを最大限に引き出したいならEOS5D Mark3をおいて他にありません。価格が高値安定しているのはそれだけ魅力的なカメラということでしょう。
少しでも書き込み速度を上げるため、SDカードとコンパクトフラッシュの2スロットを並列に
記録するなど離れ業もこなします。

●逆転の発想でコストダウン

動画機として使い倒すつもりならば、あえてシャッター耐久回数をオーバーした難ありの中古を購入するというのもアリかと思います。動画として使用している時はシャッターは開きっぱなしで使いません。

■各機種別の性能


こちらはそれぞれの機種の最大解像度の表です。注目するべき項目は、
Max res for 24p continuous recとMax res for 30p continuous recで
それぞれ24Pと30Pで通常の撮影可能な最大解像度を示しています。


これらの3つの機種に共通なのはコンパクトフラッシュ対応の機種であること。
その他の機種は保存メディアがSDでメディアの書き込み速度も遅いためRaw動画には向いていません。
書き込み速度が速いメディアであるほど、記録できる最大解像度も大きくなります。
逆に言えば書き込み速度が遅いメディアは最大解像度を落として記録する必要があります。
Magic Lanternをはじめるには以下のリンクにあるような書き込み速度が速いコンパクトフラッシュと
カードリーダが必須になります。 KomputerBayのコンパクトフラッシュ は海外のMagic Lanternのウェブサイトでもスピードと価格から一番ポピュラーな記録媒体として使われています。(次のリンクにあるカードリーダとCFで動作確認済みです。国内最安)。

2014年10月29日水曜日

Adobe Illustratorでコピー&ペーストが重い場合の対処方法
















会社でAdobe Illustrator CS5を使用し、海外本社から送付されてきたデータを 開いて
コピー&ペーストなどの作業をしようとしても重くて作業がぜんぜん進まないという 問題が
ありました。
この問題が深刻なのは問題のあるファイル内のアートワークを他のファイルにコピー&ペーストすると
そのファイルまで汚染されてしまう事でした。
色々調べたのですが、Adobeによるとこちらの方法で直るとの事 :

コピー&ペースト処理が遅くなるかファイルサイズが増加する
http://helpx.adobe.com/jp/illustrator/kb/cpsid_88808.html

 たしかにコンテンツ復元モードで作成したaiファイルをテキストエディタでオープンし、
「%AI8_BeginPluginObject」行から「%AI8_EndPluginObject」行の間に
(Adobe Calligraphic Brush Tool)
 (Adobe Scatter Brush Tool)
(Adobe ArtOnPath Brush Tool)
(Adobe Pattern Brush Tool)
を含まない箇所を削除することにより直ります。


しかし、コンテンツ復元モードでテキストファイルに変換する処理の途中で ファイルが壊れて
使い物にならなくなったり、手動によるオリジナルデータの 編集は危険が伴います。
PDFに変換するとたしかに正常になりますが、編集に全く向かないファイルに変わってしまうため
使い物になりません。

色々試しましたが以下の方法でなんとかデータを正常な状態に戻すことが出来るようになりました。

1.問題のあるファイルを開く
2.新規でファイルを開く
3.問題のあるファイルですべてのアートワークをCtrl+Aで選択し、新規ファイルへ
  ドラッグ&ドロップする(ここでコピー&ペーストしてはダメ)。
4.数分から5分以上処理中の表示になるが、我慢して待つと正常な状態に!

それにしてもAdobe Creative Cloud は年間で6万円もするんですね。。。 だからなのか、お布施がいらないAdobe Illustrator CS5 Windows版 が40万近いww

2014年9月29日月曜日

オフィスの移転・引越をでできるだけ安く済ます方法

会社のオフィスの引越しを行うことになり、なぜか引越し担当になってしまった自分ではあるが
いかに安く済ますか色々検討して分かった事を記録として残します。












まずオフィスの移転を安く済ますために必要な事は:
・オフィス移転業者から見積もり段階で注意点や段取りなどを学ぶ
・電気、電話、引越しなどはそれぞれ専門の業者に個別で見積もりを取る
・自分で業者のコントロールをすべて行う。出来る事は自分達で行う


まずGoogleとかで、”オフィス 移転 地域名”などで検索するとオフィスの移転を総合的に行う業者がヒットするかと思います。

これらの業者は、電話、インターネット、電気、オフィス什器の廃棄や買い取り、実際の引越し作業などの手配をすべてやってくれるので非常に楽ですが、はっきり言ってかなり高くなってしまいます。
というのは、これらの業者は外部の業者に依頼し、中間マージンを取ることによって成り立っているからです。 もちろん見積もりをとった上で一番安ければこちらに決めてもよいでしょうが、それぞれ引越、電気・電話などの専門業者を自分で個別に相見積もりを取り競争させ、自分でスケジューリングしたほうが結果的には大分安くなります。

ではオフィス移転の総合業者は使えないかと言うと、そうではありません。
ほとんどの人はオフィスの移転に伴う段取りとか、気をつける点とか初めてだと分からないと思いますが、これらの業者に見積もりを取ってもらうとどのような段取りで業者のスケジューリングをしたらよいか、どのような作業が必要になるか分かってきます。

業者によってはオフィスの移転先のレイアウトも無料で作成してくれます。
レイアウトは出来ればフリーのCADソフトを使用して自分でやってみるのも一つの手です。
私はJW CADを使用して自分でレイアウトを作成しました。
http://www.jwcad.net/


 
さて、レイアウトと段取りとスケジュールが出来ればあとはそれぞれの専門業者に見積もりを取ります。

 まず電話とインターネットの引越しは光回線の場合、1か月前では遅い場合がありますので一番初めに手配してもいいかもしれません。場合によってはこちらのスケジュールに他の業者のスケジュールを合わせることになります。

引越しは大手運送業者の系列会社などに見積もりを取った場合が安かったので、地元の業者と共に競争させて最終的には大手の会社にお任せしました。

電話(ビジネスフォンの配線、機器の設定)とインターネットの配線、電気の配線は移転先の地域に密着した業者がいいかと思います。
引越しで机や棚などの大物を置く前に配線などを事前に済ませておく必要があります(先行配線という)が、地元の業者だとスケジュールも柔軟に対応してもらえます。
 引越しの当日にそれぞれのデスクへLANケーブルや電話線を引きこむことになりますが、レイアウトでは分からなかった微調整がほぼ必要になってきますし、ビジネスフォンの設定で後からちょっとだけ変えたい場合も地元の業者なら空き時間に快く引き受けてくれます。

こうして出来ることは自分で行った結果、初めに取った見積もりの半分以下でオフィスの移転を完了することが出来ました。

2014年7月23日水曜日

Magic lanternでCanon一眼レフを使った全画素読み込みサイレントシャッターに対応!(制限あり)


Magic lanternチームがまたやってくれました!

2016.02.08更新:コンパイルなどしなくても良くなったため手順を変更しました

なんとCanonの一眼レフを使って全画素読み込み対応のサイレントシャッターに対応したそうです。
まだまだ開発初期段階なので分からないことだらけですが、次のような問題が解決できそうです。

■解決される課題:

・タイムラプスや画像合成などで大量の写真を撮るためシャッター回数を消費してしまう

・音を出せない環境で写真を撮る必要がある

・遠距離にある被写体を撮る時のミラーショックが気になる

・マクロで被写体を撮る時のミラーショックが気になる

・シャッターが消耗していてこれ以上写真を撮ることが出来ない(ERR20など)

・以前のサイレントピクチャーモードの解像度では解像度が低すぎる

■今現在の制限事項:

・一番速いシャッタースピードが1/40sec程度。(通常の写真と比較しブライトネスから得た大まかな見積もりで、通常の写真とはメカニカルシャッターを使って撮った写真のこと)

・長時間露光は15secまで(長時間露光はカメラを壊してしまうため)

・最速の取り込み時間:EOS 5D mark3で220ms、5D mark2で320ms。これはダミーの読み出し(恐らくバイアスフレーム:露光なしで画像読み込みしてノイズを検出)も含む。

・今のところは、使用用途はタイムラプスと中長時間露光に限られる(動く被写体はダメ)

・間欠撮影を行うときは、10または15秒おきに撮ることを推奨(これより早くはダメ)。DNGファイルをカメラが保存するのが遅いため。

・フォトモードでは、設定に関わらず露出は最大になりがち。。露光シミュレーションが理由(解決するにはExpo Overrideを有効にする)

■インストールの方法:

Magic lantern(coreとsilent.moの両方)をfullres-silent-picsブランチからコンパイルする。5D3-123バージョンは、2つのブランチを自分のPCでマージする。
導入するのはもう少し待って、ちゃんと機能が統合されるまで待ったほうがいいです。

→今現在はこちらのリンクの手順でインストールするとサイレントシャッター対応のモジュールが含まれます。
http://vidiot5.blogspot.com/2016/02/canon-eos-5d-mark3magic-lantern.html
Magic lanternをインストールしたら以下の手順に従って設定して下さい。


 Modulesタブ(タブ名は左上に表示)にあるsilent.moを選び、SETボタンをクリックしてOFFからONに変更し、本体を再起動します。




 再起動後、Shootタブを選び、SETボタンでOFFからONに変更し、Qボタンをクリックして詳細設定画面に遷移します。



ジョイスティックの左右でSilent ModeからFull-res(全画素)を選択します。File FormatはDNGが扱いやすいと思いますのでDNGを選択します。

この後カメラ側でレンズをマニュアルフォーカスに設定します。

■サンプル動画

サイレントシャッターでシャッターカウントを消費する事なく撮影したタイムラプス動画をご覧下さい。もう息を飲む美しさです


■その他:

シャッタースピードが遅いので昼間に撮影するときは可変NDフィルターを用意したほうがいいです。
よくある中国製の安いものでは使い物になるレンジが限られているので、ここは投資の意味もこめて
性能のいいものを購入することをお勧めします。


2014年6月3日火曜日

低価格クワッドコプターWeekender Q4i HD200で空撮してみた

■はじめに

















#質問がある方はお気軽にコメント欄からどうぞ!

Weekender Q4i HD200を購入したので空撮してみました。
このクワッドコプターが優れているのは1万円以下にも関わらず
1280x720の解像度で空撮を可能にしているところ。
買ってすぐの撮影なので操作が上手ではないですし、画像編集ソフトがクソなので
あまりきれいに出ていませんが、実際はもっときれいに撮れます。



■操作方法

プロポはモード1というものらしいです。日本ではデファクトスタンダードみたい。
右レバーは上下でプロペラの回転数、左右が左右の平行移動
左レバーの上下で前後の平行移動、左右がYawの時計周り、反時計周りの回転。
左レバーの左右だと機体の前後が分からなくなるので最初は
左右の平行移動で慣れるといいかもしれない。

■機体について

自由落下して着地する分には壊れることはない。
移動中に何かにぶつけるとプロペラやプロペラプロテクションなど機体を破損する
可能性が高い。

ぶつけたときにプロペラを紛失しやすい。屋外で紛失すると見つけるのは絶望的
なので、毎回飛ばすときにはプロペラを上から押さえてしっかりシャフトに
はまるようにする。

私は黒色を購入したが、落下時にどこに落ちたか分からなくなり紛失の
可能性が高まるので赤色を購入したほうがいい。


プロペラはAタイプとBタイプとあり、付け間違えると全く飛ばない。
ゴム足に対応するプロペラの種類が書かれているので間違えずに取り付けすること。

バッテリーは出来るだけ機体の奥に収納すると、バランスが取りやすい。
逆に取り付け位置を毎回一定にしないと都度トリムで微調整する必要がある。

純正のバッテリーは厚いので取り出しづらい。Hubsan X4用のバッテリーは
無理せず取り出せるので購入をおすすめする。

■実際の操作感

風の影響をまともに受けるため屋外で飛ばすとどんどん流されていく。

上昇してすぐにロールバランスを崩して左右に揺れた後に安定する。
一番安定しているのは上昇時で、下降しているときはバランスを崩して
機体が揺れる。

初心者にはホバリングさせるだけでも難しい。慣れないうちは家の中で
練習し、慣れてきたら風がないときに広い場所で飛ばしてみよう。

■空撮動画の画質について

録画はいい意味で低圧縮でシャッタースピードも速いので動画から
静止画として保存する用途にも向いている。

レンズは解像感はあるものの周辺光量落ちが大きい。

マイクはついていないようだがモーターからのノイズを拾うのか
モーターが回っているっぽい音が入る。

録画用microSDカードはあまり遅いとコマ落ちするらしいです。
書き込みスピードが速いカードを選びましょう。


■まとめ
一万円で購入できますが、かなりコストパフォーマンスが高いです。
買ってもお値段以上は楽しめるでしょう。
ちょっとマイナスなのはメーカーの補修部品が高い事。大切に使いましょう。
メーカーの技術サポートはしっかりしています。分からないことがあれば
丁寧に教えてくれるでしょう。

2014年6月2日月曜日

フリーソフトAGデスクトップレコーダの設定方法

#質問がある方はお気軽にコメントくださいね!!

デスクトップの録画って、いろいろなソフトが有るけれど、無料じゃなかったり、
透かしが入ったりで使いづらかったりしますが、AGデスクトップレコーダは違います。
まずはこちらからダウンロードしてみましょう。
http://t-ishii.la.coocan.jp/download/AGDRec.html


1.ダウンロードしたファイルを解凍し、AGDRec.exeを起動します。





2.タスクバーに緑色のAGというアイコンが表示されますので右クリックし、表示されたメニューから設定を選びます。























3.推奨の設定は、[メインコーデック]を[Windows Media Video9(WMV形式)]、[入力デバイス]は、自分の声を録音する場合は[マイク(デバイス名)]を選びます。
もし使用中のアプリから出る音を録音したい場合は[ループバック音源]を選択します。
録画制御キー設定は、録画の開始/停止を行うショートカットを設定します。デフォルトはCtrlキーを押しながらF12を押す設定です。これを知っていると録画の開始/停止の操作を行っている場面が録画されるのを防ぐことが出来ます。
録画出力の[日時を追加]のチェックボックスを入れておけば録画したファイルを誤って上書きすることを防ぎますのでチェックを入れておきましょう。



























4.録音を手軽に行いたいときはUSB接続タイプのマイクがお勧めです。パソコンに録画用のラインがあってもきちんと録音できないことがよくありますが、USB接続タイプの場合はその点、機種によるばらつきが無く、安定した録音が可能です。



5.録画を開始するときはタスクバーの緑色AGアイコンを右クリックし、メニューから[録画開始]を選ぶか、Ctrl+F12キー(デフォルトの設定)を押します。停止するときは[録画終了]かCtrl+F12キーをもう一度押します。



以上がAGデスクトップレコーダの推奨の初期設定と録画の開始/停止の方法になります。

2014年6月1日日曜日

3Axis brushless motor gimbalの組み立てに必要な道具










今回ギンバルを組み立てるにあたって、今までDIYなんてした事ないのでまずは道具からそろえなければなりません。
いつ飽きるかわからないので出来るだけ安いものを購入しようと決めた上で購入したのは以下のようなものです。

まずはこちらの半田付けセット。安いだけでなくメール便が使えるというのがポイント。
  コテを置く台や、半田、半田を吸い取るリボンのようなものも付いています。
実際使いましたが使い勝手も良い、普通の半田ごてです。



そして次は こちらの六角レンチ。こちらももちろんメール便対応
実際に組み立てに使用したのは1.5mmと2mmだけなのですが使用して 分かったことは
100円ショップに置いてあるような六角レンチとは丈夫さが全然違うこと。
これだったらネジを締めるときも舐めてしまってねじ山を潰すこともありません。

ENGINEER六角レンチセットミリサイズ 7本組TWH-01




2014年5月31日土曜日

Canon EOS 5D Mark2でMagic lanternをインストールから撮影するまでの手順

Canon EOS 5D Mark2でMagic lanternをインストールから撮影するまでの手順を日本語でまとめました。



 











A.)-必要なもの
1. Canon 5D mark2
2. コンピュータ
3. インターネット(必要なファームウェアとアプリケーションをダウンロード)
4. CompactFlashカード Raw videoには1000Xを推奨
5. USBカードリーダ, USB3.0 UDMA7準拠を推奨
注釈#1 USBカードリーダ使用について
例えば購入しやすいKomputerBay 64GB 1000X以上のいくつかのCFカードはデータが壊れることで知られており、
USB2.0のカードリーダとは互換性がない事が知られています。USB3.0 UDMA7準拠のリーダを使用してください。(次のリンクにあるカードリーダとCFで動作確認済みです。国内最安)

B.)- ファームウェアのダウンロード

1. 5D mk2のマジックランタンファームウェアをダウンロードする。もし安定版が必要ならこちら
(現在は安定版v.2.3).  http://www.magiclantern.fm/downloads.html#dldialog
2. 最新のNightly buildマジックランタン5D2.212をダウンロードする。もし最新の開発中や変更バージョンを試してみたい場合は http://builds.magiclantern.fm/#/
3. ファイルの中身を解凍する

C.)-クリーンインストールのためのカメラの準備

1. Canonファームウェア v2.1.2が入っていることを確認
もしまだCanonファームウェアが古い場合は、初めに更新します
2. 必ずバッテリーを満充電にする。チップ内蔵か純正バッテリーを推奨
3. ユーザー設定を消去(メニュー3番目のレンチ)
4. ダイヤルをMにセット

D.)- マジックランタンをインストール

新しい簡素化したインストーラーのおかげで安定版の初期インストールが必要なくなりました。
2014/3/27以降のnightly buildをダウンロードし、含まれている5D2_212.firを使ってカメラにマジックランタンをインストールします。

1. カメラでCFカードをフォーマットし取り出します。カードリーダへ入れます。
2. コンピュータに繋がっているカードリーダを使って安定版v2.3(またはnightly build)のファイルをCFカードのルートディレクトリにコピーします。
5D2は3ファイル(ML フォルダー,Autoexec.bin, 5d2-212.fir)だけ必要になります。
3. カメラにCFカードを入れ、ファームウェアを更新します(メニュー3番目のレンチ):"Done! Please restart your Camera"とグリーンのテキストで表示されるまで待ち、リブートします
(電源オフ後、オン)
4. マジックランタンのインストールを確認するため、ごみ箱ボタンを押します
5. もし確認できたらカメラを切り、CFカードを取り出し、マジックランタンを更新するためにカードリーダに戻します

注釈#2  カメラからマジックランタンのCFカードを取り出すことについて
絶対に早くカードを抜かないこと!
あなたがカードのドアを開けた後、ほとんどのカメラは次の数秒間CFカードにアクセスします。これらのカメラはカードを抜いても安全になったらLEDが短く点滅します。
カードへのアクセスは普通LEDが動作することなく行われます(そしてこれは改造が加えられたバージョンのCanonファームウェアの更新以外の方法では直せません)
これがカードを抜くときに気をつけないといけない理由です。
もしカードを直ぐに抜くと、カメラは動かなくなり、バッテリーが少しずつ減ります。

注釈#3 ML はすべてのCFカード内に必要
もしいくつかのCFカードを使う必要がある場合はステップDを繰り返してください
もしマジックランタンなしでCFカードを挿したとき、Canonファームウェアだけのカメラのように普通に機能します。

注釈#4 手順を自動化したマジックランタンのCFカードへのインストールは、EOSCARDというアプリを使用して下さい  http://pel.hu/eoscard/

E.)-Nightly Buildのマジックランタンで更新する
1. カードリーダにあるCFカードで、事前に解凍した最新のNightly buildをCFカードにコピーします。2つのファイル(MLフォルダとAutoexec.bin)があります。古いファイルに両方上書きコピーします(.firは必要ありません)
2. CFカードをカメラに戻し、電源をオンし、ライブビューを押します。マジックランタンメニューを開くためにゴミ箱アイコンを押します。
もしマジックランタン情報画面が表示されたら、もう一度ゴミ箱を押してください。
ジョイスティック(マルチコントローラー)でメニューを移動できコントロールダイアル、SETボタン、ピクチャースタイルボタンでサブメニューにアクセスできます
注釈#5  マジックランタンメニューでサブメニューにアクセス
ピクチャースタイルを押すことは、他の機種ではQボタンを押すことと同じです。

F.)-必要なモジュールの読み込み

1.  カメラをオンにしてライブビューで、ごみ箱ボタンを押し、MLメニューを表示します
2. ジョイスティックかフロントスクロールホイールを使ってMODULESタブへ移動し、ジョイスティックかリアダイヤル/スクロールホイールを使って次のモジュールをSETを押して選びま す。ONやWILL LOADが表示されます
    Raw Videoレコーディング用: (必須)
   file_man
   mlv_play
   mlv_rec
   mlv_snd
   pic_view
   raw_rec (これはRawの初期バージョンでmlv_recとは一緒に使えません。どちらか選んでください)
   高度な静止画撮影用:(関連する静止画のスレッドを見てください。ここではVideo撮影のみ扱います)
3. カメラを再起動します。電源が付いたら、MLメニューに戻りModulesタブで読みこんだモジュールを確認します。モジュール名の横にOKが表示されます
もっとMLについて学んだ後、この方法で追加のモジュールの読み込み/削除が行って下さい
注釈#6 あなたが読み込んだモジュールのいくつかはONにする必要がある場合があります
Moduleタブで確認後、MLV Sound(mlv_snd.mo)やMLV Raw Video(mlv_rec.mo)のようなモジュールは対応するRaw VideoやSoundタブで有効にする必要があります。推奨設定は下記G/2を参照

G.)-推奨設定(MLV+Soundで撮影)
1. Canon メニュー:
  -第一 Camタブ
   Peripheral illum.correct > Disabled
  -第二Camタブ
   color space > adobe rgb
  -第二Play タブ  
    highlight alert > Disabled
    image jump > 1 image
  -第一レンチタブ
   Auto power Off >OFF (または8分、15分。CFカードの容量により32GBは8分、64GBは15分)
  -第二レンチタブ
   Liveview func/movie set> LV func.setting > Stills+movie / Screen setting > movie display
   正しい日付と時間を設定
  -Cfn I  
    Exposure > iso expansion > ON
  -Cfn II
   Hi ISO speed noise reduction> Disable
   Highlight tone priority> Disable
   Auto lighting optimizer> Disable

2. マジックランタンメニュー:
  -Audioタブ
   MLV Sound>ON  48khz default
   (ピクチャースタイルを押し、トップスクロールホイールを押すと48/44.1/22/11/8kHzから選べます)
   Headphone Mon.>ON (もしモニタリングが必要ならRCA-フォーンジャックアダプターかsesscomケーブルを使います)

注釈#7 MLV Sound
MLV SoundがONのとき, CanonメニューのFPS設定で決定したフレームレートで別のWAVファイルが生成されます
FPS Overrideが使われるとき、Raw videoのフレームレートのみ影響を受けます。WAVファイルは24fpsか30fpsのままになり、CanonメニューのFPSセッティングに拠ります。
mlv soundをカメラで再生する事はできません。
  -Overlayタブ
   Global Drawをオン(これはGlobal Drawのメインスイッチです。Raw videoサブメニューにももう一つあります)
   Rawで撮影するときは、他のすべての項目をオフにすることをお勧めします。 

  -Movieタブ
   FPS override>23.976 (正確なFPSに合わせる) Crop modeで撮影するときに必要になります。(link)
注釈#8 FPS Over rideの使い方
3X crop modeで撮影するときは、Canonメニューの設定に関わらず、デフォルトのフレームレートは30fpsです。
そのためFPS Overrideを有効にし、23.976, 25, 24など用途によって設定します。
カメラの本来の機能であるh264 movで録音したいときはこの機能をOFFに設定しておくことが重要です。
オーディオメーターが反応しない場合はこの設定に原因があるヒントとなります。
MLV RAWでは、FPS Overrideが使われていても、別のWAVファイルが記録されます。Audioタブ 上記注釈#7を参照

   Raw video (MLV)>ON (ONにするためsetボタンを押した後、他のオプションを見るにはピクチャースタイルを押してください)
   >Raw Video(MLV) サブメニュー
   Resolution>1728x972 (連続撮影可能なさまざまな設定の一覧を参照) http://www.magiclantern.fm/forum/index.php?topic=11205.msg108936#msg108936
   Aspect Ratio>16:9 (連続撮影可能なさまざまな設定の一覧を参照)
   Global Draw>ALLOW
   Frame Skipping>OFF
   Preview>Auto
   Status when recording>Icon
   Extra Hacks>ON
   Fix Black level>OFF (5/15のnightly build以降にピンクの影がrawの画面に映るときはこれをONにする)
   他の設定はあなた自身がMLでの撮影に慣れるまではデフォルトのままにします。
   >Movie Tweaks サブメニュー (これらはH264での撮影に関係します)
   Movie Restart>ON (H264での連続撮影の監視しないようにします。4GBの制限に到達したら撮影がもう一度始まります。1秒のギャップがあります)

  -Displayタブ
   LV DIGIC Peaking>Slightly sharper (古いPeakingを使わずこちらを使用して下さい。より早く正確です)
   Advanced Settings サブメニュー
   >Screen Layout>4:3 display,auto

  -Modulesタブ
   パートFを参照

  -Prefsタブ
   Config files sub menu
   >Config Autosave>ON
   Warnings for bad settingsサブメニュー
   >Mode warning>other than M (ダイアルをManualから動かしたら警告します)

  -Debugタブ
   Modules debugサブメニュー
   >Load modules after crash>ON

これらの推奨設定を設定後、撮影を行う前にMLが設定を保存できるようにカメラを再起動するようにしましょう。

H.)-1XモードまたはノーマルモードでRawの撮影
1. SETボタンでRaw videoまたはH264での撮影の開始、停止を行います
2. Canonメニューで設定したら30Pで撮影可能ですが、解像度が高い場合は短い時間しか撮影できません。(連続撮影可能なさまざまな設定の一覧を参照)
ヒント: ピクチャープロファイルはRaw video記録に影響が無いことから、フォーカシングを助けるためにDIGIC peakingに加えて、ピクチャースタイルでシャープネスを上げます。

I.)-3X CropモードでRaw撮影
1. 3X cropモードを有効にするために拡大ボタンを一度(5X)押します。2度(10X)押しても影響はなく、フォーカスのチェックに便利なだけです。明確に言えば5X cropモードではなく、5X

拡大を利用した3X cropモードです。
2. 拡大ボタンを押した後、ML menu>Raw Video サブメニューを選びます。18xxより高い解像度を選べるようになります。最高で2144x1076 16:9ですが数秒間だけ撮影です。
(連続撮影可能なさまざまな設定の一覧を参照) http://www.magiclantern.fm/forum/index.php?topic=11205.msg108936#msg108936
3. もしCanonメニューで24Pが選択されていても、cropモードでは30PがデフォルトになるのでFPS Overrideを有効にして下さい
より高い解像度か、遅いカードを使っていると、より長い撮影時間を達成するために、より遅いFPSを使用する必要があります。
4. Cropモードで見ながら、構図を決めるのは難しいです。別の選択肢としては RAW Video サブメニュー>preview> (Auto/Canon/ML Grayscale)があります。デフォルトはAUTOです。
Auto
Canon"標準"機能では5X拡大でリアルタイムカラー表示ができますがフレーミングは不正確です。
MLグレースケールは、ほぼ正確なフレーミングが出来ますが、グレースケール/低解像度/表示遅延になります。
5. シャッターの半押しによりCropモードでのカラー表示と少し改善されたプレビューが利用できます。次のメニューでスティッキーハーフシャッターをONにできます:ML

Menu>Prefs>Misc key settings>Sticky HalfShutter>ON.
しかしこれはSETボタンによる撮影の開始/停止と衝突します。回避策はカラーで見るために撮影を開始し半押しして、半押しを止めるときに撮影を停止します。
J.)-カメラ内でRawファイルを見る
1. MLメニューでは、DEBUGタブに行き、FILE MANAGERまで下方向にスクロールし、SETボタンを押し、CFカードのDCIMフォルダへ移動し、SETボタン押し、あなたが見たいファイルを見つ

けて選択します。
2. VIEWを選び、ファイルを再生します。
3. ゴミ箱ボタンを押し、再生コントロールとオプションを有効にします。オプションを選ぶためにスクロールダイアルを使い、SETボタンを押します。

注釈#9 RAWで撮影するときにCFカードに記録されるファイル一覧

xxx-xxxx.MLV - DNGとWAVを含むRAWファイル
xxx-xxxx.Mxx - 4GBを超える撮影のときに生成されるMLVファイルの一部
xxx-xxxx.IDX - File managerでMLVファイルを見た後に生成されるファイル
MLV_REC.TMP - RAW Video サブメニューでRESERVE CARD SPACE>ONにしているとき、カードの空きを確保するためのファイル
xxx-xxxx.RAW - Rawファイル ver.1で、 DNG フレームを含むファイル (音なし)
xxx-xxxx.Rxx - 4GBを超える撮影のときに生成されるRAWファイルの一部
xxx-xxxx.MOV - h264 Videoファイル
xxx-xxxx.THM - MOVファイルのサムネイル

注釈#10 標準のH264 movファイルやJPGファイルはfile manager viewerでは再生できません。
標準のH264 MOVファイルやJPGファイルを見るには、MOVIEタブで必ずRAW Video(MLV)をOFFにします
MOVファイルを再生するために再生ボタンを使います

K.)-DNGとWAVファイルを抽出
  Windows:
  MLVファイルを12bitや16bitのCDNGに変換する方法: http://www.magiclantern.fm/forum/index.php?topic=5618.0
  MLVファイルを14bitDNGファイルに変換する方法: http://www.magiclantern.fm/forum/index.php?topic=10198.msg98334;topicseen#msg98334
  Mac:
   RAWファイルをCDNGに変換する方法: http://www.magiclantern.fm/forum/index.php?topic=6218.0

L.)-DNG/CDNGやWAVファイルを編集


Da Vinci Resolve 10 Lite (グレーディングと簡単な編集を行う無料アプリケーション) : http://www.blackmagicdesign.com/products/davinciresolve

より詳しいポストワークフローのディスカッションはこちら: http://www.magiclantern.fm/forum/index.php?board=54

 EOS 5D Mark3のMagic lanternインストールの記事を書きましたのでよろしければこちらもどうぞ。
http://vidiot5.blogspot.jp/2016/02/canon-eos-5d-mark3magic-lantern.html
 
 Magic lanternの撮影データのポストプロセス
http://vidiot5.blogspot.com/2016/02/magic-lantern_14.html

Magic lanternのRAW動画の撮影設定について
http://vidiot5.blogspot.com/2016/02/magic-lanternraw.html